ビジネスデータを地図上に可視化する「Orkney GeoGraph PC」新版
株式会社オークニーは3日、データを地図上に可視化する顧客・販売エリア分析アプリケーション「Orkney GeoGraph PC」の新版をリリースした。
Orkney GeoGraph PCは、Salesforce CRMあるいはForce.com上の利用者が蓄積しているさまざまなビジネスデータを地理的に分析し、地図上にトレンドやパターンを可視化するSaaS型の顧客・販売エリア分析アプリケーション。表やグラフだけでは見えない地理的なトレンドが浮き彫りとなり、業務上の課題の発見やスムーズな意思決定を実現。不動産業、保険業、物販業、飲食業、設備保守、介護など地域密着型の業務での活用に適するという。
新版では、地図の表示速度、表示可能件数などを大幅に向上したほか、登録データの「位置修正」機能を追加。自動的に5つのレベル(都道府県、市区町村、町丁目、番地、号)まで正しくジオコーディングされたかを一覧表示し、ピンが正しく位置表示できなかった場合、手動にて正確な位置にピンを移動し、その位置を保存できる。
検索機能も強化し、「属性による絞り込み」機能では従来の数値・文字列のほかに、日付・選択リストによる検索が可能に。「エリアによる絞り込み」機能では従来の円・線のほかに、円2点・多角形による場所の絞り込みが可能になった。
数値データをもとに地図上にグラフ化する「エリア分析」機能も強化し、統計メッシュによる集約の種類が従来の「2次メッシュ(約10km四方)」「3次メッシュ(約1km四方)」に加え、「4次メッシュ(約500m四方)」「5次メッシュ(約250m四方)」を追加し、より正確なエリア分析を可能にした。
このほか、位置指定した範囲の中に存在する店舗や企業を、コンビニ、喫茶店などのキーワードを指定して検索できる「付近の情報」機能を追加し、iPadでの活用もサポートした。