KDDIウェブコミュニケーションズ、CloudCore VPSでFreeBSD対応を再開
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは29日、提供中のVPSサービス「CloudCore VPS」で、一時的に提供中止していた「OS インストール」機能の「FreeBSD 9.0 RELEASE amd64」の提供を再開したと発表した。
「FreeBSD 9.0 RELEASE amd64」のOSインストール機能は、提供開始後、不具合が発見されたため、不具合の改善まで一時的に提供を停止していた。
発見された不具合は、CloudCore VPSのOSインストール機能で「FreeBSD 9.0 RELEASE amd64」をインストールした場合、回線速度が著しく低下するというもの。
KDDIウェブコミュニケーションズで調査した結果、FreeBSD仮想環境におけるNIC設定に問題があったため、FreeBSD環境のみ回線速度が低下していたことがわかった。FreeBSD仮想環境でのNICの設定を変更したことで不具合を解消した。
KDDIウェブコミュニケーションズでは、5月2日以前にOSインストール機能でFreeBSD仮想環境を導入済みの顧客に対して、今回の設定変更を反映させるため、リモートコンソール から 「/etc/rc.conf」 を開き 「ifconfig_fxp0」 を 「ifconfig_em0」 に変更し、仮想マシンをダッシュボードから再起動するよう呼びかけている。
編集前と編集後の「/etc/rc.conf」の当該設定は以下のようになる。
編集前: ifconfig_fxp0=" inet xxx.xxx.xxx.xxx netmask xxx.xxx.xxx.xxx"
編集後: ifconfig_em0=" inet xxx.xxx.xxx.xxx netmask xxx.xxx.xxx.xxx"
なお、今後OSインストール機能を用いてFreeBSD仮想環境を利用する顧客は、上記の変更を行う必要はない。