富士ゼロックス、クラウド型コラボレーションサービス「SkyDesk」のCRM機能を強化する有料プラン
富士ゼロックス株式会社は23日、クラウド型のビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」において、CRM(顧客関係管理)機能「SkyDesk CRM」の有料サービスを提供すると発表した。「SkyDesk CRMプロフェッショナル」「SkyDesk CRMエンタープライズ」の両有料メニューを用意する。
「SkyDeskサービス」は、コミュニケーションやコラボレーションの機能を、主にSMBに向けて提供している基本無料のクラウドサービス。メール、連絡先管理、スケジュール管理、資料共有、簡易ワープロ/表計算などの機能を利用できるが、その中の1つとして、マーケティング活動から商談獲得、顧客サポートまでの一連の営業活動を支援する「SkyDesk CRM」が提供されている。
今回はこの「SkyDesk CRM」において、2つの有料メニューがラインアップされた。従来の無料サービスでは利用人数が3人までに制限されていたが、有料メニューの「SkyDesk CRMプロフェッショナル」では無制限に拡張される。また、データ管理できるレコード数も無料サービスの10万件から無制限に拡大され、ユーザーごとにデータの作成・編集・削除を行うなど、ユーザー企業の組織体制や運用ルールに合わせた権限設定が可能になっている。
加えて、見込み客へのキャンペーンの案内などを、CRMに登録された顧客へ一括メール送信する機能や、ワークフロールール/エスカレーションルールを設定できる機能が追加された。これを利用すると、例えばある一定規模以上の商談が登録された場合には責任者へメール通知する、商談のステージが見積もりの提示になったら担当者に見積書作成タスクを自動割り当てする、といった使い方ができる。さらに、在庫管理から発注書作成、見積もり所作癖、請求処理までを一貫して管理できる在庫管理機能も追加された。
一方の「SkyDesk CRMエンタープライズ」では、こうした「SkyDesk CRMプロフェッショナル」の全機能に加えて、ストレージ容量のアップ(500MB)、登録データの重複チェック、顧客からの問い合わせに対するメールの自動返信などが追加されている。
両メニューともに6カ月単位の契約となり、1人あたりの価格は、「SkyDesk CRMプロフェッショナル」が1万2600円(税別)/6カ月、「SkyDesk CRMエンタープライズ」が3万円(税別)/6カ月。
またこのほか、メールサービス「SkyDesk Mail」のメールをCRMへ取り込める「SkyDesk CRM Mailオプション」も新たに提供される。こちらも6カ月単位の契約となり、有料プランのユーザーは1人あたり3000円(税別)/6カ月、無料プランのユーザーは1人あたり5000円(税別)/6カ月になっている。