SCSK、クレアリンクのWAN高速化アプライアンスを販売開始


 SCSK株式会社は26日、株式会社クレアリンクテクノロジー(以下、クレアリンク)と販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、クレアリンクの次世代WAN高速化製品「RAPICOMシリーズ」を、同日より販売開始する。

 「RAPICOMシリーズ」は、国内・海外との通信を高速化・効率化するWAN高速化アプライアンス。IPパケットの論理多重と効率的な通信制御により、パケットの高密度化を行い、遅延が大きいWANにおける実効帯域を拡大させるという。また、データ圧縮による通信量の削減や、IPsec VPNによるセキュリティの確保にも対応する。

 アプライアンス筐体は、全モデルHDDを持たないディスクレスのアーキテクチャを採用し、高耐久性を実現しているほか、ファンレスモデルをラインアップし、工場や粉じんの多い場所での利用もサポートした。

 価格は、ノード間リンク最大スループット約150MbpsのRC-150EAで89万8000円(税別)から。SCSKでは、2012年度に保守や各種導入サービスを含め、8億円の売り上げを目標としている。

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(石井 一志)
2012/3/26 11:40