エムティーアイとYahoo! Japan、スマホ向けソリューションで協業

　株式会社エムティーアイとヤフー株式会社は23日、スマートフォン向けソリューション事業において連携を開始した。連携によりエムティーアイはスマートフォン向けソリューションサービスの拡充を、Yahoo! Japanはオープン化戦略のスマートフォン分野での拡大・推進を図る。

　1）Yahoo! JAPAN Web APIとの連携として、エムティーアイが提供するモバイルサイトのスマートフォン最適化ソリューション「モバイルコンバート for スマートフォン（以下、MCSP）」と、Yahoo! Japanが提供するWeb APIの中から「Yahoo!オープンローカルプラットフォーム（以下、YOLP）」を連携させる。これにより、MCSPがサポートするクライアントのスマートフォンサイトに、地域関連情報を簡単に追加できるようになる。

　2）決済サービスでの連携として、エムティーアイが提供するスマートフォン向け会員認証・決済プラットフォーム「mopita」において、「Yahoo! Japan ID」と「Yahoo!ウォレット」を連携させる。これにより、すでに「Yahoo!ウォレット」に登録済みの約2500万人のエンドユーザーはスムーズな認証・決済が可能となる。エンドユーザーにとって決済サービスの選択肢拡大にもつながる。

　3）クラウドサービスでの連携として、今回の提携を進めるにあたり、Yahoo! JapanグループのIDCフロンティアのクラウドサービスを利用する。

　今後も両社は、MCSPの機能拡張を目指し、Yahoo! Japan Web APIと広く連携させるとともに、スマートフォン向けソリューション事業において広告などのさらなるプラットフォームでの連携をすすめるなど総合的な取り組みを検討し、互いの強みを生かしながらサービス向上を目指すとしている。