EMCジャパン、インフォセックと「RSA NetWitness」の販売代理店契約を締結

インフォセックによる監視・分析サービスも開始


 EMCジャパン株式会社は16日、三菱商事グループの株式会社インフォセックと、ネットワークセキュリティ・モニタリングツール「RSA NetWitness」の販売代理店契約を締結したと発表した。インフォセックは、日本におけるNetWitnessの第一号販売代理店になるという。

 RSA NetWitnessは、ネットワーク上を流れるパケットをくまなく収集して情報を解析することで、標的型サイバー攻撃やセキュリティインシデントの兆候を検知する、ネットワークセキュリティ・モニタリングツール。

 EMCジャパンでは、2011年12月の発表以後、攻撃の対象となるような重要情報を持つ顧客に対して提案活動を展開してきたが、インフォセックは、その中でも特に影響が大きいと考えられる、官公庁や重要インフラ企業に対する技術・サービス提供の分野で強みを持っており、両社が連携することで、包括的なセキュリティ対策の提案が可能になるとのこと。

 なおインフォセックでは、今回の契約締結を受けてNetWitnessの販売を行うほか、新サービス「InfoCIC(Infosec Cyber Intelligence Center)ネットワークパケット監視・分析サービス」の提供を同日より開始する。

 このサービスでは、NetWitnessを用いて、監視対象ネットワークの通信パケットをキャプチャして保存するとともに、InfoCICのセキュリティアナリストが、24時間365日体制でサイバー攻撃の兆候をリアルタイム監視分析する。これにより、高度化するサイバー攻撃の早期検知と、過去にさかのぼった分析調査が可能になるとのことだ。

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