仮想アプライアンス共有サイト「IZUMO」で有償配布が可能に~貢献度に応じた“位階授与”機能も
株式会社キーポート・ソリューションズ(以下、キーポート)は5日、仮想アプライアンス共有サイト「IZUMO(出雲)」において、ユーザーが制作した仮想アプライアンスを販売できる機能を追加すると発表した。また、ユーザーのIZUMO利用頻度に応じ、仮想化技術の普及・促進への貢献度を表す位階称号を授与するという。
IZUMOは、仮想アプライアンス(サイト内では「IZUMO-Kit」と呼ぶ)配布するユーザー参加型サイト。ユーザーが制作した仮想アプライアンスを配布したり、サイトのフォーラム内でユーザー同士が仮想化技術の意見交換を行ったりすることができる。
キーポート自身もIZUMOを通じて仮想アプライアンスを無償提供しており、ユーザーが登録したものを含めて60本近い仮想アプライアンスが登録されたほか、ダウンロード数も、9月の公開以来すでに230本以上にのぼるという。
今回、IZUMOに販売・決済機能が追加されたため、ユーザーは、自分が制作した仮想アプライアンスを有償で販売できるようになり、製品などの提供がより柔軟に行えるとのこと。なお、GMOペイメントゲートウェイのシステムを用いたクレジットカードによる決済が可能で、代金の受け払いもスムーズに行える。販売手数料は売上高の20%で、システム利用料はかからない。対応仮想環境はVMWare、VirtualBOX。
一方、IZUMOへのログイン、仮想アプライアンスのダウンロードや登録、フォーラムの投稿など、ユーザーのアクションを、お役立ち度としてポイント化し、獲得したポイントに応じて位階称号を授与する機能を追加した。位階は、各位に合わせた称号(出雲守、大納言、太政大臣など)とともに30段階あり、各位にはアバターが用意されているので、アバターの変化もあわせて楽しめるとしている。
なお、キーポートが制作した仮想アプライアンスでは、OSはUbuntuをベースにしていたが、多数のユーザーからのリクエストがあったことから、今後、CentOSをベースとしたものも提供していくとのこと。