日本ユニシスとユニアデックス、都市型データセンターを用いた「ラックハウジングサービス」


 日本ユニシス株式会社とユニアデックス株式会社は31日、堅牢性・安全性を備えた都市型データセンターを用いて、「ラックハウジングサービス」を9月1日より開始すると発表した。

 「ラックハウジングサービス」は、ラック使用料、電気固定料金(3kVA)、基本運用をパッケージ化したサービス。「地震に関する地域危険度測定調査」で危険度が低いAAA評価とされている東京都内に、JDCCのTier3およびTier4の主項目、FISCの安全対策基準(設備基準)に準拠している都市型データセンターを新たに稼働させ、同センターからサービスを提供するという。

 基本サービスでは、ラックへの据え付け、電源工事、運用などを提供するほか、オプションとしては、ユニアデックスによる24時間365日のハードウェア/ソフトウェアのマルチベンダー保守・運用を提供可能。さらに、移設運送手配、回線の移設・増設など、ハウジングサービス利用時にユーザーがしなくてはいけない業者への手配、経費処理までをとりまとめて行うことも可能で、ワンストップサービスの利用によりTCO削減が期待できるとのことだ。

 なお、機器の保守契約により、データセンターの常駐エンジニアとマネージドサービスセンターとの連携で、故障機器の診断、修理・交換などを短時間で対応することも可能としている。

 日本ユニシスとユニアデックスは、「ラックハウジングサービス」と周辺サービスにおいて、今後3年間で80億円の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/8/31 12:13