EMCジャパン、ストレージリソース管理を効率化するソフト「EMC ProSphere」


2回のクリックで、大規模データセンター内のエンドツーエンドビューを参照可能という

 EMCジャパン株式会社は25日、ストレージリソース管理ソフト「EMC ProSphere」を発表した。同社のストレージやVMwareの仮想化技術と統合されており、規模の拡大や異種混合化が進む環境を効率的に管理しつつ、仮想化とハイブリッドクラウドの統合を支援するという。

 ProSphereは、最新の連携技術(フェデレーション・アーキテクチャ)により、複数拠点に設置されたストレージを、統合的かつ一元的な監視・分析できるソフト。このフェデレーション・アーキテクチャは、世界最大級のデータセンターに対応できるよう設計されているとのことで、仮想アプライアンスとして導入するため、インストールは1時間未満に終了するという。またディスカバリ機能についても、エージェントレスで利用でき、ほとんどのエンタープライズ環境で8時間以内に完了できるとした。

 また、類似した特徴を持つオブジェクトのグループ化を自動で行う「Smart Group」機能では、ポリシー管理を効率化可能。仮想化の進んだ環境の運用効率が大きく向上する。

 ユーザーは、この製品を用いたリアルタイムに近い継続的な監視と分析により、最新のサービスレベルの詳細情報を取得可能。直感的なWebGUIにより、2回のクリックで全体像を表示でき、大規模な仮想化環境における複雑な関係性についても、その理解と対応を簡素化する。加えて、既存モデルと比べ、必要な物理サーバー数を最大75%削減できるとのことだ。

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(石井 一志)
2011/8/25 13:37