SAPジャパン、Web会議を利用した双方向のトレーニングサービスを開始


 SAPジャパン株式会社は10日、Web会議を用いた双方向型のトレーニングサービス「バーチャルライブクラスルーム(VLC)」を発表した。インターネット接続環境を通じて、自宅やオフィスからSAPジャパンのトレーニングコースを受講可能になるという。提供は5月30日より開始する。

 従来のSAPジャパンでは、SAPトレーニング会場で受講できる通常のトレーニングと、インターネット経由で受講できるオンライン講義「e-ラーニング」を提供してきた。しかし会場で行う講義は東京・大阪などの大都市に集中し、その他の地域では利用しづらかったほか、「e-ラーニング」では一方向の講義になってしまい双方向のやりとりができない、といった課題もあった。

 今回開始去れるVLCでは、Web会議ソリューションを活用するため、双方向のやりとりができない従来の欠点を解消。トレーニングが生中継で提供されるだけでなく、通常のクラスルームでのトレーニングと同様、講義の受講や実機を使用するデモ・演習を、インターネットを通じて行えるという。

 さらにWeb会議で行われるため、参加する受講者の最大人数制限がない点もメリット。トレーニング会場まで出向く必要がなく、日本全国、あるいは海外からでも参加可能で、移動時間やコストの削減などが実現するとしている。

 なお、VLCとして提供するトレーニングコースは、プロジェクトチームメンバー向けの「SAPシステム概要コース(レベル1)」、財務会計などの「ソリューション概要・応用コース(レベル2、3)」など。

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(石井 一志)
2011/5/10 15:50