NTTデータ、クラウドサービス「BizXaaS」にCRMメニューを追加

　株式会社NTTデータは8日、企業向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」の新ラインアップとして、「CRMメニュー」の提供を開始した。

　同メニューは、顧客情報の管理やマーケティング機能、営業支援機能などをプログラムを構築することなく利用できるサービス。他システムとのデータ連携を容易にする「マッシュアップ」ツールを標準搭載し、顧客の既存システムやBizXaaSプラットフォームサービスの他メニューとの連携が可能。顧客情報分析、マーケティング、販売、顧客対応プロセスを一貫して連携・自動化し、リアルタイムに顧客に適した情報を届ける「マーケティング・オートメーション」の仕組みを実現できるという。

　マッシュアップツールでは、複数の他システムからのデータソースを取り込み、必要な情報を条件抽出・統合する処理を、ユーザーがプログラムを書くことなく、視覚的に実現できる。また、任意のオブジェクト追加やデータ項目の追加変更といった既存機能の拡張・新機能追加も、「アプリケーションビルダー」ツールによりドラッグ＆ドロップで容易に行えるという。

マッシュアップツールのイメージ

　また、BizXaaSプラットフォームサービスの他メニューとの連携も可能。例えば、エリアマーケティングコンテンツ配信サービス「MaDoRE」やポイントサービス「SmarPR」との連携で、企業情報などの外部データやポイント会員データをマーケティングのデータソースとして活用できる。さらに販売管理・生産管理・会計・コンタクトセンターメニューとの連携で、マーケティングから販売、商品発送、在庫管理、納品、請求、保守サポートまでの一連のバリューチェーンをワンストップに実現できるという。

BizXaaSプラットフォームサービス　CRMメニューと他メニュー連携

　BizXaaSプラットフォームサービスでは今後も、バックオフィスERPなど、業務アプリケーションのラインアップを拡充していく方針。