NEC、10GbEアップリンク対応のレイヤ2スタッカブルスイッチ「QX-S5200シリーズ」


48ポートモデルの「UNIVERGE QX-S5250P」

 日本電気株式会社(NEC)は23日、レイヤ2のGigabit Ethernet(GbE)スイッチ「UNIVERGE QX-S5200シリーズ」を発表した。48ポート搭載の「UNIVERGE QX-S5250P」と24ポート搭載の「同 QX-S5226P」をラインアップする。価格はそれぞれ、62万8000円(税別)、35万8000円(税別)。

 QX-S5200シリーズは、最大48ポートのGbEポートを備えたレイヤ2スイッチ。最大4台までのスタック接続に対応するのが特徴で、最大構成時では192ポート分を、1台のスイッチであるかのように管理することができる。

 インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを48基、ないしは24基備えるが、両製品とも、そのうちの4ポートはSFPとコンポポートになっており、光ファイバーのGbEも利用可能。また、アップリンク向けに最大4ポートの10GbEポートを搭載でき、上位スイッチなどとの接続に活用可能という。

 さらに、sFlowの対応によって、リアルタイムのトラフィック状態監視行えるほか、ネットワークの冗長化プロトコルであるリングプロトコル機能を実装。障害発生時の経路切り替えに要する時間が、従来のレイヤ2スイッチ「UNIVERGE QX-S5100シリーズ」で要した約30秒から、約0.2秒へと大幅に短縮されている。

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(石井 一志)
2010/8/23 14:50