富士通といすゞ、次世代自動車システムを共同開発へ

　富士通株式会社といすゞ自動車株式会社は9日、次世代自動車システムの共同研究に合意したと発表した。いすゞが展開する商用車の安全・快適・環境の分野における将来技術の共同研究を行う。

　エネルギーシフトへの対応、運用安全性の向上、ドライバー負荷低減に関する共同研究を通じて、将来車に採用するシステムの開発をめざす。両社はこれまでも1990年に両社の合弁会社となるトランストロンを設立し、各種の電子制御コントローラーやテレマティクス車載機などを開発してきた。

　近年、CO2の排出量削減による環境対策や、より安全な運行を可能とする支援技術のニーズが高まる中で、富士通のICT技術といすゞの商社に関する知見・経験を融合することで、安全かつ環境に優しい次世代の自動車システムを実現させたい考え。