サイボウズ、kintone向け「メール共有オプション」の招待制βテストを実施　正式版は10月のリリース予定

　サイボウズ株式会社は21日、業務アプリ構築クラウド「kintone（キントーン）」の有償オプション「メール共有オプション」機能のβ版を、一部ユーザー企業に向けて招待制で募集開始したと発表した。対象となるユーザー企業に対して、別途メールで案内する。

　メール共有オプションは、メールが付随する業務をチームで共有して進められる機能を、kintoneに追加するもの。受信したメールをワンクリックでkintoneの新規レコードとして登録できる「メール転記」機能や、メールアドレスにひも付くメールをkintoneのレコードから確認できる「メール履歴」機能など、全部で6つの機能を組み合わせて利用できるという。

メール転記機能

メール履歴機能

　これを利用すると、例えば、属人化傾向にあるメールでの顧客対応に適用し、代表メールとkintoneの連携により、転記の手間なく顧客情報や対応情報をチーム内で共有する、といった活用法が考えられるとのこと。

顧客対応メールを自動でkintoneに共有するユースケースの一例

　なお、今回の招待制β版では、およそ10社への協力を求めており、該当企業に向けて、「メール共有オプション」の利用に必要なメールサーバー等の各種設定や機能について、サイボウズから説明するほか、招待制β版専用のサポート窓口を設けるとした。

　サイボウズでは今後、β版の運用・検証で得たフィードバックを生かして、正式版を10月にリリースする予定だ