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DAL、チームコラボレーションプラットフォーム「Placul」を7月提供開始

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は13日、チームコラボレーションプラットフォーム「Placul(プラカル)」を、クラウドサービスとして7月17日に提供開始すると発表した。

 DALは、「企業と社会をデータでつなげる」会社として、企業間・部門間・クラウド・SaaSなど分散したデータをボーダーレスにつなげるデータ連携ソリューションを開発・販売してきた。同社の中期経営計画(2025年3月期-2027年3月期)では、事業戦略として「個人と組織がともに成長し続けるDIGITAL WORKを実現する」ために、企業をつなげる、データをつなげる、人をつなげる、そしてナレッジ(知識)をつなげることを掲げており、その中の「つなげる」ために必要な基盤技術の総称を「DAL PLATFORM」とし、このうち、人やデータ、ナレッジなどをつないでチームコラボレーションを担うのがPlaculとなる。

 クラウド型チームコラボレーションツールには、ビデオ会議やビジネスチャット、ファイル共有、グループウェアなどさまざまな製品・サービスが存在するが、これらは管理者対従業者という従来型の経営手法である「組織的管理」ベースの設計となっていると説明。これに対し、Placulは、日常業務と自律的管理のリンクによって、個人も組織も継続的に成長するという考え方で設計したことが最大の特長で、日常の業務タスクの中で、個人やチームが目標を設定し、日常業務の進捗と個人の日々の成長をリンクさせ、可視化できるようになっているという。

 また、DALでは自社のDX推進に際してさまざまなツールを導入したが、それに伴いチームコラボレーション(協働)に関する新しい課題として、「リモート環境における従業員の自律と成長促進」「さまざまな支援ツールからの大量の通知の処理」「個人PCに眠るノウハウやアイデアの活用」という3つの課題の直面したと説明。

 Placulはこれら3つの課題解決のため、日常の業務タスクと目標を一括管理してセルフマネジメントを実現する機能、優先順位付けされた2種類の通知で確認漏れや見落としを防止する機能、タスクごとのノートで属人化しがちなノウハウやアイデアを蓄積・共有する機能の、3つの機能を実装した。

 Placulは、DIGITAL WORKにおける課題を解決し、仕事や業務(タスク)におけるコミュニケーションの質を変え、さらに個々人の知見や個性の発揮場所を提供することから、チームで仕事する場合のコラボレーション方法を確実に変化させかつ効率化を実現するとしている。

 Placulの機能のうち、「シリコンバレー式OKR目標設定・管理」は、新しい業務タスクについて目標とその目的や成功要因、達成までのスケジュールを設定し、目標達成までの進捗や達成度を自ら振り返ることができる。「スケジュール・タスク管理」は、プロジェクトごとのタスクやスケジュール、その担当メンバーを設定します。ガントチャートとして進捗を可視化できる。

 このほか、「タスクごとのコメント」「タスクごとのノート」「ファイル共有」「優先順位付けされた2種類の通知」などの各種機能を提供する。

 提供開始するPlaculスタンダード版は、10人以内のチームコラボレーションで利用する機能を提供する。価格は1ユーザーあたり月額900円または年額1万260円。今後は、事業部規模の組織や全社で利用するためのエディションを順次提供していく予定。

シリコンバレー式OKR目標設定・管理 画面イメージ
スケジュール・タスク管理 画面イメージ