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NTT-AT、医療法人向けに秘密情報の安全な院外保管を実現する「MelSH/メルスホ」を提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は25日、ランサムウェアや災害の対策を検討されている医療法人向けに、院内の医療情報・秘密情報などのデータを安全な院外に保管するサービス「MelSH/メルスホ」を提供開始した。

 MelSH/メルスホは、秘密情報を安全な院外に保管する仕組みとして、ネットワーク、設備、クラウドストレージ、運用管理のオペレーションを提供するサービス。電子カルテなどの医療情報システムのデータや、システムイメージ、グループウェア情報や人事・財務データなどのテキストファイル、バイナリファイルなど、あらゆる電子データを預けられる。

 サービスでは、クラウドストレージとそれに接続するネットワーク・専用設備(データATM)と、その運用管理を提供。初期費用不要の定額サブスクリプションサービスで、NTT-ATオペレーションセンタの24時間365日リモート監視によるセキュリティ対策も実施する。

 基本メニューはデータ保護で、最小プラン(1TB)、標準プラン(10TB)、最大プラン(50TB)と、容量追加(1TB単位)を提供。拠点追加(2拠点目以降)にも対応する。また、オプションメニューとして、大容量ファイル(1回に預かる容量が1TB以上10TB以下)の預かりにも対応する。価格は最小プラン(5年契約)で月額12万1000円(税別)から。

 NTT-ATでは、サービスを提供していく中で、医療法人が現場で必要としているデータ保護の要件や要望を伺うとともに、厚生労働省の医療情報システムガイドラインの改訂内容を確認し、ガイドラインに則した要件を満たすサービスの機能やメニューの拡充の検討を進める予定としている。