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CTC、データカタログ製品「Alation Data Catalog」を国内で提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は9日、データインテリジェンス企業の米Alationと、国内で初めて販売代理店契約を締結し、データカタログ製品「Alation Data Catalog」の提供を開始すると発表した。

 Alation Data Catalogは、社内外のシステムやクラウドサービスと連携して、企業が保有するデータを関連情報も含めてカタログ化し、迅速な検索や正確なデータ分析につなげる「データカタログ」ソリューション。データの所在や作成者などの付随情報(メタデータ)を自動で収集し、カテゴリごとに分類して一元的なカタログを作成する。さまざまなメタデータにより検索結果の信頼性も判断でき、機械学習によって関連するデータや作成者なども表示するため、より多くの情報の把握にもつながり、データ検索にかかるプロセスの効率化が期待できる。

 データベースやデータウェアハウスなど、データソースへのコネクターがあらかじめ複数用意されているため、短期間でデータカタログの構築ができる。データソースごとのアクセス権限を継承するため、業務の実情に即して柔軟かつ効果的にユーザーがアクセスできる情報を制御しながら、データの有効な活用を可能にしている。

 CTCは、データウェアハウスやBIの分野における長年のシステム構築で培った経験を基に、導入前の要件定義や製品トレーニング、データカタログの設計・構築などの支援に加え、データベースや分析ツールを含めた既存システムとの連携、ユーザー登録やインターフェイスのカスタマイズなど、さまざまな運用サービスを提供する。また、オンプレミスで利用する顧客には、データ活用基盤の設計、構築、保守運用サービスなどの提供で、顧客のデータ活用をトータルにサポートする。

 CTCでは、オンプレミスやハイブリッドクラウドなどの多様な環境でデータを保有している企業を中心に製品を展開し、3年間で10億円の売り上げを目指すと説明。今後も、データ利活用に関するサービスの拡充を図り、顧客のデータドリブン経営やDXに貢献していくとしている。

Alation Data Catalogの画面イメージ