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NTTデータビジネスシステムズ、AR+GPSデータ+店舗データを組み合わせた実証実験を戸越銀座商店街で実施

 株式会社NTTデータビジネスシステムズは8日、一般社団法人戸越銀座エリアマネジメントと共同で、現実世界にデジタルな情報やコンテンツを重ね合わせるAR(拡張現実)技術を用いた実証実験を、3月に実施したと発表した。両者は戸越銀座商店街において、現実の世界に仮想の空間を重ね合わせ、デジタルならではの、リアル店舗における新たな購買体験の有効性の確認、課題の抽出を行ったという。

 今回は、商店街での買い物をより豊かなものにする目的で、戸越銀座商店街(約1.3km)において、AR+GPSデータ+店舗データを組み合わせた実証実験を3月20日、23日、28日に実施した。その結果、ARの精度にはまだ課題が残るものの、各店舗の詳細情報をARとして表示でき、店舗情報をより簡単に取得可能だったほか、購買体験がいっそう充実することが期待できたとのこと。

スマートフォン上の風景にリアルタイムに表示される店舗情報

 今後も引き続き、新たなコンテンツによって新たな購買体験を提供することにより、顧客の利便性や満足度向上を図るほか、小売業界には、集客/回遊性の向上や、データ収集・分析によって各種マーケティング施策に活用できるよう検討を進めるとした。