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クロス・ヘッド、会議室予約管理システム「予約ルームズ」とクラウド版Garoonを連携させる新サービス

予約ルームズ/Outlookの利用環境をGaroonにも拡大

 クロス・ヘッド株式会社は9日、株式会社RECEPTIONISTの運営する会議室予約管理システム「予約ルームズ」とOutlookカレンダーを連携させている場合において、サイボウズ株式会社の中堅・大規模組織向けグループウェア「クラウド版Garoon」(以下、Garoon)を連携可能とする新サービスを提供すると発表した。

 コロナ禍においては、リモートワークの進展に伴う事業効率向上などを目的として、急速にオフィスの移転や縮小が進み、そのオフィスでもWeb会議がひんぱんに行われることが一般的になってきている。そうした中で、実際にはオフィスからの会議参加者が一人もいないにもかかわらず、数少ない会議室が予約確保されているなど、会議室の柔軟かつ効率的な利活用が課題になっているとのこと。

 こうした課題解決のために、OutlookカレンダーまたはGoogleカレンダーと連携して利用する会議室予約管理システムである、予約ルームズの導入企業が増えているものの、親会社と子会社、本社と拠点などにおいてスケジュール管理ツールが異なることは珍しくなく、こうした場合には、主導権を持つ組織のツールに合わせて自社・自部門のツールを変更する必要があったという。

 そこでクロス・ヘッドでは、予約ルームズとの連携設定が行われたOutlookとGaroonの連携部分について、APIを用いたカスタマイズ開発およびサポートを行う新サービスを提供する。連携後は、Garoonから予約ルームズ/Outlookに登録された会議室予定の参照・登録・修正・削除が可能になり、各Garoonユーザーは、特に意識することなく利用可能。また、会議室予約情報に表示する内容や、情報自体の表示/非表示は導入時に相談できるとした。

 同社は、こうした連携機能により、例えば、本社や親会社などが予約ルームズ/Outlookを利用しており、支社や子会社などがGaroonの継続利用を希望する場合、支社や子会社は無理にOutlookに乗り換えることなく、利用中のGaroonを使い続けられるとしている。なお、カスタマイズ開発にはおおむね2~3カ月かかるとのことだ。