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NTTドコモがMDMサービス「あんしんマネージャーNEXT」を発表、他キャリアの回線・デバイスにも対応可能

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は29日、モバイルデバイス管理(MDM)サービス「あんしんマネージャーNEXT」を発表した。同日より、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)を通じて提供開始する。

 あんしんマネージャーNEXTは、スマートフォンなどのモバイルデバイスのセキュリティ対策と運用効率化に必要な機能を提供するサービス。株式会社アイキューブドシステムズ「CLOMO MDM」をベースに製品化された。

 MDMの基本機能として、デバイスの利用状態の遠隔監視を行えるほか、盗難・紛失対策のために、遠隔からのデバイスのロック・初期化および位置情報把握などが可能となっている。また、業務に不要な機能やアプリの利用制限による、業務外利用の抑止にも対応。アプリや各種設定の一括配信を管理サイトから行う機能も備えた。

 付加機能ンでは、ネットワーク制御によるドコモ回線の利用中断/再開や、ドコモメールの一括設定などの機能を提供。2022年度中には、24時間365日対応の紛失サポートデスク、および閉域ネットワーク機能の有償オプションも提供予定としている。

 なおドコモでは以前から、ドコモが販売するデバイス向けにMDMサービス「あんしんマネージャー」を提供しているが、あんしんマネージャーNEXTでは、iOS/iPadOS/macOS/Android/Windowsをカバーするほか、ドコモ以外の携帯電話事業者のデバイス、Wi-Fiのみ利用するデバイスにも対応しているため、複数の機種や携帯電話事業者を併用する企業でも利用可能となった。さらに、会社支給のデバイスのみならず、BYODで利用される個人所有のデバイス管理にも対応するとしている。

 あんしんマネージャーNEXTの価格は、デバイス1台あたり月額275円(税込)で、初回契約後31日間は無料で利用できる。