ニュース

NTT東日本、東京海上日動火災保険、トレンドマイクロの3社、リスクマネジメント分野で新会社「NTT Risk Manager」を設立

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は15日、東京海上日動火災保険株式会社およびトレンドマイクロ株式会社と協業し、リスクマネジメント分野においてワンストップサービスを提供する「株式会社NTT Risk Manager」を設立すると発表した。設立は7月1日付の予定で、資本金は2.5億円。

 昨今では、ESG経営の進展や個人情報保護法の改正等を背景に、リスクマネジメントの重要性が高まっているほか、サイバー空間における攻撃の高度化・多様化、サプライチェーンの業務停止に伴う自社業務への連鎖的影響等、企業を取り巻く脅威はより複雑化しているという。

 一方で、地域の中小企業やコミュニティでは、複雑化する脅威への対策の検討や実行に十分取り組めていない課題を抱えており、リスクマネジメントプランの立案や人材育成、有事対応(保険)等を含むトータルなリスク対策支援が求められているとのこと。

 そこで3社では、今回、リスクマネジメントに関するコンサルティングからサービスの開発・提供まで、リスク対策支援をワンストップで提供する新会社「NTT Risk Manager」を設立するとした。

 同社では当面、1)コンサルティング事業、2)損害保険代理業、3)リスク対策サービス開発事業――、の3つを柱に事業運営を行っていく計画だ。

 1)では、監査や点検の支援、リスクマネジメント分野における人材育成、ISMSやプライバシーマーク等の認証取得支援を、主な例として挙げた。また2)では、サイバーリスク保険販売や各種サービスへの補償機能付与などを展開する考え。最後の3)では、リアル空間・サイバー空間両面にかかわるリスク対策サービスの開発などを手掛けていくとしている。

新会社のロゴ