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NTT-AT、セキュリティ資格「SSCP」の公式トレーニングを日本語で提供開始

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は28日、米International Information System Security Certification Consortium(以下、(ISC)²)のセキュリティ資格の一つであるSSCP(Systems Security Certified Practitioner)について、公式トレーニングの日本語での提供開始を発表した。

 SSCPは、ネットワークやクラウドを利用したシステム開発や運用などに従事するエンジニアが、セキュリティに関して経営陣や情報セキュリティ専門家とコミュニケーションを図れ、適切な実装や運用を行うための知識をグローバルな標準にのっとって理解していることを証明できる資格。また、技術領域のカテゴライズが他の(ISC)²の資格と親和性が高く、将来的にCISSPやCCSP(Certified Cloud Security Professional)などの高度資格取得によるキャリアアップを目指す人にも適した資格だとしている。

 公式トレーニングについては、現在、SSCP公式受講者ガイド第4版の翻訳を開始しており、公式トレーニングは、2022年7月から日本語の教材を用いて一回あたり5日間日本語で行い、以降10月、2023年2月の開催を予定する。

 SSCPトレーニングは、2021年11月にコース内容が改訂されており、セミナーは改訂後の最新の技術や知見が反映された内容となる。また、一開催あたり10人以上であれば、個別インハウストレーニングにも対応するとしている。

 NTT-ATでは、2018年に(ISC)²との間で、日本企業として初めて戦略的パートナーシップ協定を締結しており、これまでに「CISSP CBK公式ガイドブック 」「CISSP公式問題集」を日本語に翻訳し、日本語による公式 CCSP CBKトレーニングも提供している。

 また、(ISC)²と連携した育成プログラムをNTT-ATの社員に提供し、CISSP資格保有社員を現在118人、CCSP資格保有社員を21人まで拡大していると説明。今後も、高度セキュリティ専門家人材の基盤を活用して、付加価値の高いサービスやソリューションの開発、そして運用品質の向上に向けて、NTTグループ各社と一丸となって取り組んでいくとしている。