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サイバーフォートレス、SAP HANA移行時の変換作業を自動化するソフトウェア「HANACODE」

Oracle Databaseからの移行に対応

 株式会社サイバーフォートレスは3日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」への移行に必要な変換作業を自動で行うソフトウェア「HANACODE」を販売開始したと発表した。Windows、Linuxの両環境で利用できる。

 HANACODEは、Oracle DatabaseからSAP HANAへ移行する際に必要な変換作業を自動で行うデータベースマイグレーションソリューション。変換作業をする端末にHANACODEをインストールするだけで、面倒な設定をすることなく利用開始できる点を特徴としており、Oracle Databaseからエクスポートされたオブジェクトの格納フォルダを選択し実行するだけで、フォルダ配下すべてのSQLファイルを自動変換するという。

 また、Oracle Databaseのオブジェクト(テーブル、スキーマ、ストアドプロシジャー等)はもちろん、java永続化フレームワークのマッピングファイル(XMLファイル)の変換にも対応。単純な文字列置換だけではなく、Exception Handing(エラー処理)など、SAP HANA向けに複雑な変換が必要なものについても短時間で変換できるとのこと。

 さらに、HANACODEに入力した変換対象ファイルを一覧化して自動変換率を表示できるほか、変換前(Oracle Exportデータ、XMLファイル)の内容と、変換後(SAP HANA向けファイル)の内容を並べて表示し、変換前後の内容を容易に比較できるエディタ機能も搭載しているので、手動の変換作業も効率的に進められるとした。内容に問題ないことを確認した後、確認のチェックボックスにチェックをつければ、確認済みであることを記録できる。