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アカマイ、開発者のためのサーバーレスコンピューティング「Akamai EdgeWorkers」を国内で提供開始

 アカマイ・テクノロジーズ合同会社(以下、アカマイ)は21日、アカマイのエッジプラットフォーム上で、スクリプトの作成とロジックの展開を可能にするサーバーレスコンピューティング「Akamai EdgeWorkers」を国内で提供開始すると発表した。

 アカマイは、 世界135カ国に34万台超のサーバーを分散配置し、相互接続することで世界最大級のエッジプラットフォームを構成しており、Akamai EdgeWorkersはこのエッジプラットフォームを、開発に携わるユーザーに開放する。

 開発者は、自由なアイデアに基づいて、マイクロサービスの作成やマッシュアップなどのデータ加工をエッジ上で行えるようになることで、分散プラットフォームの特性を生かしたサービスの展開や、中央集権型クラウドが抱える課題の解決を可能にする。作成されたロジックは、世界最大級の分散型ネットワークであるアカマイのエッジプラットフォーム上に自動で展開され、エンドユーザーに一番近いエッジで処理される。

 エッジプラットフォーム上で、JavaScriptによりロジックを実装してエッジアプリケーションを開発できるため、市場に迅速に展開することが可能。中央集権型のクラウドコンピューティングアーキテクチャで解決が難しいアクセスや処理の集中を、分散サーバーレスコンピューティングで緩和し、高パフォーマンスかつ高品質なユーザー体験を提供できるとしている。

 Akamai EdgeWorkersのユースケースとしては、たとえばコマースサイトのA/Bテストを、エッジで柔軟に制御し実施することで、デジタル戦略に対する市場投入サイクルを迅速化することを支援できる。また、サーバーサイドやクライアントサイドでの処理上の限界および課題を、エッジに処理をオフロードすることで解決することや、エッジでのアクセス許可制御、マッシュアップされたコンテンツの動的生成といった活用ができるとしている。

 プログラマーは、developer.akamai.comに登録することで、Akamai EdgeWorkersを利用したアプリケーションの開発をすぐに始められる。