Colt、タイで超低遅延ネットワークを展開

　Coltテクノロジーサービス株式会社（以下、Colt）は1日、タイで新たに超低遅延ネットワークを展開し、マーケットデータサービスおよびマネージドサービスの提供を開始したと発表した。これにより、バンコクおよびその他アジアの主要都市間で、低遅延ネットワークサービスを展開していく。

　Coltでは、超低遅延ネットワークをタイまで拡張したことにより、Coltはタイ証券取引所（SET）と香港証券取引所（HKEX）間、SETとシンガポール取引所（SGX）間で、最速のコネクティビティを提供できるようになったと説明。また、ColtはバンコクのSET内で、低遅延取引インフラの設置を希望する金融業界の顧客向けに「MarketPrizm」サービスをスタートした。

　さらに、Coltは金融業界向けのサービスに投資を行っており、シドニーでのMarketPrizmインフラのためのPoP（Point of Presence）を開設し、オーストラリアでのマーケットデータサービスを拡充した。Coltのマーケットデータサービスは世界50以上の取引所や取引施設からの株式、デリバティブ商品やFXなどのマーケットデータフィードを顧客に提供しており、今回の拡張により、同地域の市場の活性化が進むことを期待するとしている。