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エージェントレスのSaaS型ITインフラ運用監視サービス「LogicMonitor」、NECと米投資ファンドの合弁会社が国内向けに提供

 SaaSpresto株式会社は4日、米LogicMonitorが提供しているエージェントレスのSaaS型ITインフラ運用監視サービス「LogicMonitor」を、同日より国内向けに販売開始すると発表した。価格は、1デバイスあたり月額2500円。

 SaaSprestoは、日本電気株式会社(NEC)と米国の投資ファンドであるVista Equity Partners Management, LLC(以下、Vista社)が協業して設立したSaaS事業会社。今回は同社におけるSaaS事業の第1弾として、Vista社傘下のLogicMonitorが提供している「LogicMonitor」を、国内向けとしては初めて提供開始するという。

 この「LogicMonitor」はエージェントレスのため、個々の監視対象デバイスへのインストール作業は不要で、オンプレミスやクラウド上のサーバーだけでなく、ネットワーク機器やSaaSサービスなど、既存のITインフラ環境や運用システムに影響を及ぼすことなく、容易に導入できる点を特徴としている。また、SaaSとして提供されるだけでなく、2000以上の事前設定テンプレートが用意されているため、機器の種類を選択するだけで、迅速な導入が可能とした。

 さらに、クラウド、システム、機器のベンダーにかかわらず、LogicMonitorを使えば、すべてを統合的に監視集約できることから、システムごとの監視ツールを別々に監視する必要がなくなり、運用業務全般が効率化されるとのこと。

 サポートについても、24時間365日のテクニカルサポートを日本でも提供。常時、日本語での問い合わせを行えるので、安心して利用できるとしている。

 なお「LogicMonitor」は、クラウドやSaaSの利用が広く浸透している米国において、2万5000以上のユーザーがアクティブユーザーとして利用しているほか、多くの企業のサーバーやシステムの管理を行うMSP(マネージドサービスプロバイダ)でも採用されるなど、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境において、さまざまなデバイスの監視に広く活用されているとのことだ。