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日本HP、小売業やサービス業向けPOSシステムの新ポートフォリオ「HP Engage」を発表
2018年9月11日 13:15
株式会社日本HPは11日、小売業やサービス業向けPOSシステムの新たな製品ポートフォリオ「HP Engage」を発表した。
「HP Engage Go Convertible System」は、固定POS端末としてもモバイルPOSとしても利用可能なドッキングステーションを備えたソリューション。小売業やサービス業における顧客体験を向上し、接客カウンターやカウンターから離れた売場でも、迅速な在庫確認、売上登録、決済を可能にする。
自己修復BIOSや、ドックからの盗難を防止する新しいタブレットロック機能「HP Smart Dock」、オプションの指紋リーダーまたはNFCリーダーによる2要素認証により、顧客や企業の情報を保護。Windows 10と第7世代Intel Coreプロセッサを搭載し、小売業やサービス業の厳しい利用環境に耐えるよう、米軍調達基準のMIL-STD 810Gに適合するよう設計されている。価格は24万3000円(税別)から。
「HP Engage Go Mobile System」は、HP Engage Go Convertible Systemと同様のデザイン、セキュリティ、耐久性を備えるモバイルPOS。最大13時間のバッテリー駆動時間と「HP Fast Charge」を備えることでわずか30分で50%まで充電可能となり、店舗に加え、特設会場や臨時店舗、宅配などの用途にも活用できる。価格は16万円(税別)から。
「HP Engage Flex Pro Modular System」および「HP Engage Flex Pro-C Modular System」は、セキュリティを強化したモジュラー型POSシステム。店舗からバックオフィスまでさまざまな業務を柔軟に管理でき、厳しい環境に対応するパフォーマンスを備える。
HP Engage Flex Pro-C Modular Systemは、HP Engage Flex Pro Modular Systemと同じ機能を搭載し、従来製品(HP RP5 Retail System Model 5810)よりも約30%小型化した。価格(税別)は、HP Engage Flex Pro Modular Systemが14万円から、HP Engage Flex Pro-C Modular Systemが13万5000円から。
両製品とも、各種インターフェイスによる拡張や、グラフィックボード、追加のネットワーク機能、アクセサリオプションの組み合わせにより、POSソリューション、ビデオ監視システム、組み込みコントローラー、デジタルサイネージなどさまざまな用途への活用が可能。
Windows 10および第8世代Intel Coreプロセッサ、Optaneメモリなど最新のテクノロジーに対応し、Optane SSD、SATAまたはM.2などのストレージオプションを、HP Engage Flex Proは最大5つ、HP Engage Flex Pro-C Modular Systemは最大4つまで搭載できる。
ハードウェアによる自己修復保護機能「HP Sure Start Gen4」を備え、「HP Manageability Integration Kit」でOS全体にわたってシステムの管理が可能。「HP Sure Run」で重要なOSプロセスを維持し、「HP Sure Recover」でネットワークを通じてイメージを回復できる。
また、HP Engageの各製品は、デバイスをサービスとして提供する「HP Device as a Service」に対応を予定。最適なデバイスとライフサイクルのサービスを提供することで、IT部門における管理やサポートなどの業務負担を軽減できるとしている。