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東京エレクトロンデバイス、最大40台の同時接続、長距離通信を実現するCassia Bluetoothルーターを販売開始

 東京エレクトロンデバイス株式会社は27日、米Cassia Networksと販売代理店契約を締結し、同社のBluetoothルーターの取り扱いを開始したと発表した。

 Cassia Bluetoothルーターは、独自の無線処理技術により最大300メートルの距離での通信が可能で、BLE(Bluetooth Low Energy)デバイスに特別な設定を行うことなく、1台で最大40台のBLEデバイスの接続が可能な製品。

 イーサネット、Wi-Fi、または3G/LTE USBドングル経由でインターネットに接続することで、BLEプロトコルとIPプロトコルを変換するプロトコルゲートウェイとして使用でき、BLEデバイスにインターネット経由で遠隔地からアクセスできる。

 IoTネットワーク管理ソリューションの「Cassia IoT アクセスコントローラ」により、複数のCassia Bluetoothルーターの導入と管理ができ、接続されたBLEデバイスの監視のほか、BLEデバイスのローミング、位置検出も可能。Cassia IoTアクセスコントローラは、オンプレミス、クラウドどちらの実装にも対応する。

 東京エレクトロンデバイスでは、医療、ヘルスケア、FA分野をはじめとした企業向けに、Cassia Bluetoothルーター、Cassia IoT アクセスコントローラ、SDKをキットとして提供し、今後3年間で5億円を目標に販売活動を行う。価格は初年度4万円(税別)から。また、Microsoft Azureや市販のセンサー製品などと組み合わせたIoTキットも提供する予定としている。