ソフトバンクC＆S、米DroneDeployのドローン制御／可視化サービスを販売

　ソフトバンク コマース＆サービス株式会社（ソフトバンク C＆S）は24日、米DroneDeployのドローン向けクラウドサービス「DroneDeploy」を、同日より提供開始すると発表した。

　DroneDeployは、ドローンの自動飛行と自動撮影を、スマートフォンやタブレットのアプリから簡単に制御できるクラウドサービス。対応する機種であれば、目的に応じたエリアや撮影条件を設定するだけで、ドローンが自動で離陸、飛行、撮影、着陸までを行えるようになるため、操縦者がいなくともドローンによる撮影などを実施可能という。

　また、撮影を行いながらリアルタイムに地図作成を進める機能を搭載しており、空撮データを用いた3D図面や植生指標データの作成、地表の標高計算といった加工・分析もアプリ上で可能。一連の動作はすべてクラウド上で展開されるため、データ処理用の高機能なPCも不要で、データ共有も容易に行えるとしている。

　さらに、DroneDeploy社が運営するアプリマーケット「App Market」で提供されている100種類以上のドローン用アプリと連携させることで、機能を自由に拡張できる点も特徴とした。

サービスの全体像

　プランは、無料のExploreプランに加え、撮影できる最大写真数や2D地図解像度、提供するクラウドの処理能力などが異なる3つの有償プランを用意する。

　有償のProプランは最大写真数が1000枚、2D地図解像度が2cm／pixelで、メールサポートを提供。Businessはそれぞれ3000枚、1cm／pixelへと向上している。さらに最上位のEnterpriseプランでは、最大写真数が5000枚、2D地図解像度が1cm／pixelとなり、サポートもメール／電話で提供される。

　無料のExploreプランでは、最大写真数が500枚、2D地図解像度が5cm／pixelに制限され、サポートも提供されない。

　参考価格（税別）は、Proが年間16万円、Businessが年間50万円、Enterpriseが個別見積もり。なおソフトバンク C＆Sは国内向けに日本語化されたバージョンを販売するほか、日本語によるサポート窓口を用意する。