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みずほ情報総研、回覧機能を強化したワークフロー統合管理製品「Systemaflow」新版

 みずほ情報総研株式会社は23日、ワークフロー統合管理ソリューション「Systemaflow」の機能強化版を、5月1日より提供すると発表した。

 Systemaflowは、社内のさまざまな業務フローを1つのシステムで管理する、ワークフロー管理システム。業務プロセスごとに申請手続きを設定し、その組み合わせで業務フローを作成することができる。また、さまざまな業務別テンプレートとデザインツールを利用することで、短期かつ低コストな業務システムの構築を支援可能としている。

 今回の機能強化では、複数の組織に対し、並行して承認依頼を行えるように改善した。宛先を個人ではなく組織にするとともに、回覧先組織でその時々の在席状況を考慮した経路を設定できるため、特定の担当者不在による停滞を防げるという。また、回覧途中での経路追加にも対応しており、経路の設定誤りによる手戻りも低減されるいう。

 さらに、組織間の厳格な回覧順序がある場合も、経路上の組織に文書の事前閲覧を許可して情報を共有する機能により、組織間の円滑な合意形成を促せるとのこと。

 なお強化した回覧機能は、予算管理部門やリスク管理部門など、複数の専門組織で合意形成を行う金融機関の稟議専用システムとしてすでに実績があり、事例としては、承認に要する日数を、従来の平均5.1日から2.6日に短縮したケースもあるとした。