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CTC、AWSでのでのアプリケーション開発の自動化環境「Ignite」を無償提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は22日、Amazon Web Services(AWS)でのデジタルサービス開発に向けて、アプリケーションのリリースプロセスを効率化するCI(Continuous Integration)/CD(Continuous Delivery)環境「Ignite」を自社開発し、無償提供すると発表した。これにより、システムの運用を行いながらサービスの追加開発や拡張を可能にするDevOpsを支援するという。

 Igniteは、AWSのCodeシリーズ(CodeBuild、CodePipeline、CodeCommit、CodeDeploy)を活用した、AWS上でのアプリケーションのリリース作業を自動化するツール。開発のフレームワークとして、Webサービスで一般的に使用されるJava、Node.js、AngularJSを用意しており、ソースコードからのアプリケーションのビルド、テスト、デプロイ。およびサービス提供環境のプロビジョニング(実装)という一連のリリース作業を自動化できる。

 またCTCでは今回のIgniteの提供にあわせ、DevOps関連のサービスメニューを拡充した。DevOpsの推進体制や適用範囲などの設計を支援する「DevOpsコンサルティングサービス」と、IgniteをベースにCI/CD環境を構築する「CI/CDインテグレーションサービス」を新たに提供する。

 なおCTCでは、AWSでのIgniteを中心としたアプリケーション開発やDevOpsのビジネスを通じ、3年間で10億円の売上を目指すとのこと。