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SOMPOホールディングス、2018年1月からサイバーセキュリティ事業に参入

 SOMPOホールディングス株式会社は29日、2018年1月よりサイバーセキュリティ事業に参入すると発表した。

 現在の企業にとって、サイバーリスクは経営に影響する重大リスクとなっているにもかかわらず、各企業は自社のリスクを十分かつ正確に把握できていないため、セキュリティ対策が十分に講じられていないケースも多く見られるいう。

 そこでSOMPOホールディングスでは、サイバー保険の引受などを通じて収集した、企業が抱えるサイバーリスク関連の課題に対して、新規に事業参入することを決定したとのこと。

 まず、リスクマネジメント事業などを展開している傘下企業のSOMPOリスケアマネジメント株式会社において、12月に「サイバーセキュリティ事業本部」を立ち上げ、サイバーセキュリティに特化したコンサルタントなどを配置。ココン株式会社、株式会社ラック、株式会社アズジェントといった企業との業務提携を通じて、サーバーセキュリティに関連したサービスを2018年1月より提供する。

 具体的には、サイバーリスクの簡易あるいは詳細な診断、方針策定、セキュリティ強化対策、監視・検知、インシデント対応、保険金支払いといった各フェーズをカバーする「One-Stopプラットフォーム」を構築。トータルでサービスを提供するとしている。

 なおSOMPOホールディングスでは、絶えず高度化するサイバー攻撃に対し、常に最先端の技術で顧客をサポートするため、11月に「SOMPO Digital Lab」をイスラエルに新設した。

 同社は、首都圏を中心とした事業展開をスタートし、実績や市場動向などをふまえて、全国展開を行う計画。また、サイバーセキュリティ事業に特化した新会社設立も視野に入れて、検討を進めるとしている。