サムライズ、USB型低価格シンクライアント「＠割符Live USB」を販売開始

　株式会社サムライズは24日、ネクスト・シェアリング株式会社が提供する、クライアント端末からの情報漏えいを防ぐUSB型シンクライアント「＠割符Live USB」の販売を開始した。

　「＠割符Live USB」は、USB起動により接続したPCをシンクライアント化する、USBメモリ型の製品。現在使っているITインフラや資産をそのまま使用でき、システム変更などの費用がかからないため、低コストでの導入が可能。製品をPCに接続するだけで、出先や自宅など、どこからでも同じデスクトップ環境で作業ができる。

　ファイルが盗まれることを前提とした秘密分散技術 「＠割符」 により、データの原本はビット単位で細分化され、社内サーバーやデータセンターなど複数の場所に分割保管される。それらのファイルを結合する事でファイルの復元が可能となるため、サーバーへの不正アクセスなどによりデータが流出しても、分割データのみでは解読できない。

　データの復元には、スマートフォンなど別端末からの使用者認証が必要となり、PCやUSBメモリを紛失した場合にも情報漏えいの心配がない。また、インシデントが発生した際の原因調査、監査に役立つ詳細な操作ログを記録しており、ウイルス対策としてはWebroot製の「Webroot SecureAnywhere Buisiness エンドポイントプロテクション」を同梱している。