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NEC、生体認証PCログオン製品を強化、パスワードと組み合わせた二要素認証機能を新たに提供

 日本電気株式会社(NEC)は18日、PC利用時における強固なセキュリティ対策として、生体認証PCログオンソフトウェア製品「指ハイブリッド認証ログオン」「NeoFace Monitor」の2種を強化し、販売を開始した。出荷開始は5月31日。

 マイナンバーの本格的な運用開始などで、自治体や企業において求められる厳格なセキュリティ対策として、生体認証とパスワードを組み合わせ、PCログオン時の認証強度を高める二要素認証を実現する機能を新たに提供する。

 「指ハイブリッド認証ログオン(二要素認証対応)」は、指紋および指静脈の両方の生体情報とパスワードを組み合わせ、PCログオン時の二要素認証を実現する。PCからマイナンバーなどの重要情報にアクセスする場合など、高セキュリティが求められるシステム環境でのPC利用者の厳格な本人認証に適している。

 「NeoFace Monitor(二要素認証対応)」は、顔認証とパスワードを組み合わせ、PCログオン時の二要素認証を実現する。ログオン時の認証に加え、ログオン中も一定間隔で顔認証を行う常時監視機能により、作業中の利便性や操作性を損なわずに利用者を特定できるため、共用端末などでのPCの不正利用の防止に適している。認証失敗時の顔画像のログを保存することで、認証に失敗した人物の顔画像をシステム管理者が確認できるため、PCを不正利用に対する心理的な抑止効果も期待できるとしている。

三柳 英樹