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ベビー・子供服を展開するF・O・インターナショナル、DWHと各業務システムをASTERIA WARPで連携

 インフォテリア株式会社は30日、株式会社F・O・インターナショナルが、データ連携プラットフォーム「ASTERIA WARP」を採用したと発表した。

 ベビー・子ども服の企画・生産・販売を行うF・O・インターナショナルは、事業データを徹底的に収集・分析し、それを事業運営に反映することで好業績を実現してきたというが、社内システムは販売、生産、物流といった業務単位で構築されているため、業務横断的なデータ分析が必要な場合には、各システムから必要なデータを収集し、Excelで分析するという工程が必要になっていた。

 しかし、各業務システムはその使用目的が現場の業務運営にあるため、そのパフォーマンスを優先すると一定量以上の過去データは保存できず、長期的な視野でのデータ分析が行えないといった課題を抱えていた。

 そこで、戦略的な経営判断を行うためには、より精度の高いデータ分析を実現できる専門のシステム環境構築が急務と考え、従来の業務系システムとは別にデータウェアハウス(DWH)の構築を決定。インフォテリアの「ASTERIA WARP」を採用した。

 こうして生産、販売、物流など10以上の社内システムで日々発生するデータをASTERIA WARPで収集し、DWH上に蓄積する仕組みを構築。業務横断的な分析を実現したほか、収集されたデータは現場のニーズに合わせて選択・抽出でき、速やかにExcel形式の分析帳票として出力可能なことから、業務スピードの加速も実現したとのこと。

 なおF・O・インターナショナルでは、DWH内の過去の実績データを基に計画を策定する「計画系システム」を構築中で、このシステムとDWHの連携についてもASTERIA WARPを利用している。

石井 一志