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アシスト、DWHの価値を最大化する「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」
MapRやETLツール、x86サーバーなどをパッケージ化
(2016/1/28 12:34)
株式会社アシストは28日、データウェアハウス(DWH)の価値を最大化するためのパッケージ「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」を、同日より提供すると発表した。マップアールのHadoopディストリビューション「MapR Enterprise Edition(M5)」を基盤として、日本ヒューレット・パッカードのサーバー機およびHadoop環境構築サービスと、Syncsort IncorporatedのHadoop ETLツール「Syncsort DMX-h」を組み合わせて提供する。
大容量で多種多様なデータをDWHにすべて蓄積して加工する従来型の方式では、データベースのライセンスコストやストレージコストが想定以上に跳ね上がる場合があるほか、データ収集や加工といったデータクレンジングにかかる工数が負担となり、作業コストをいかに低減するかが課題になっているという。
「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」は、HadoopディストリビューションのMapR Enterprise Edition(M5)と、x86サーバー、ETLツール、各種技術支援サービスを組み合わせて提供するパッケージ。さまざまなデータから価値あるデータを提供するスケーラブルなシステム基盤を構築でき、こうした課題の解決に寄与するとのこと。
具体的には、MapR Enterprise Edition(M5)とコモディティサーバーをSDS(Software Defined Storage)として活用することで、データベースのライセンスコストやストレージコストを低減。GUIによる直観的な操作でデータクレンジング処理を開発することにより、作業コストを低減できるとした。また処理コストについても、スケーラブルな分散環境に対応した高速ETL処理によって低減可能としている。
価格は、初年度費用が1700万円(税別)から。アシストでは今回のパッケージをDWH最適化のための中核ソリューションとして位置付け、2016年12月末までに15社の導入を見込んでいる。
またアシストは、1月21日よりMapR版Syncsort DMX-h Sandboxのトライアルキットを提供開始している。Syncsort DMX-hとMapRを同梱したVMware Player用仮想マシンとして用意されており、自社にHadoop環境がなくてもHadoop上でビッグデータをクレンジングするためのETL処理の開発と実行を体験できるとのこと。アシストのWebサイトからダウンロードでき、Syncsort DMX-hの全機能を30日間無償で利用できる。