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デジタルアーツ、SSO対応で利便性を向上させたメールセキュリティ製品「m-FILTER 4.5」

 デジタルアーツ株式会社は8日、ゲートウェイ型のメールセキュリティ製品「m-FILTER」において、利便性を中心に強化を図った新版「同 Ver.4.5」を、2016年1月下旬より提供開始すると発表した。

 m-FILTERは、メール誤送信対策、メールアーカイブ、迷惑メール対策といった機能を備えるソフトウェア。これらの機能を一括導入することも、個別に導入することも可能なほか、Office 365やGmailといったクラウドメール環境にも対応する。

 今回の新版では、まず、シングルサインオン(SSO)機能を搭載した。例えば、ユーザーがADFS(Active Directory Federation Service)や主要グループウェアにログインしていれば、送信ディレイで一時保留したメールの確認をするためのm-FILTER利用者管理画面へのアクセス時に、m-FILTERのID/パスワードを入力する必要がなくなるとのこと。上長承認機能を使う場合にも、承認/否認の作業はメール保留通知のURLリンクから、m-FILTERのID/パスワードを入力せずにm-FILTERの管理画面にアクセス可能になる。

 また、Windows版、Linux版ともに64ビットOSに対応した。これにより、より大容量のメモリを利用できるようになったため、旧バージョンでは複数台のm-FILTERサーバーが必要だった大規模環境下のアーカイブ処理も、Ver.4.5以降のバージョンでは。1台へ集約できるケースも出てくるとした。

石井 一志