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ネットワールド、データ統合管理ツール「Simpana」の月額課金ライセンスを取り扱い開始

 株式会社ネットワールドは9日、CommVault Systems Japan株式会社と一次代理店の契約を締結し、データ統合管理ツール「Simpana(シンパナ)」の月額課金ライセンスによる提供を開始した。

 「Simpana」は、バックアップ/リカバリー、アーカイブ、リポーティング、情報検索など、データ保護・管理機能を単一のユーザーインターフェイスに集約するソフトウェア。マルチテナント環境が構築可能で、クラウド型バックアップサービスに適している。

 今回、提供を開始するライセンスは、第三者にバックアップサービスを提供することが可能なもの。ネットワールドがサービスプロバイダーライセンスを提供するアグリゲーターとなることで、増加するデータ量を予測して一括で買い取る従来のライセンス形態とは異なり、バックアップ対象容量に応じた月額課金で利用できる。永続ライセンスではなく、契約期間のみ利用可能なサブスクリプションライセンスのため、ホスティング事業者やクラウドサービスプロバイダー、プライベートクラウド利用企業に最適だとしている。

 サービスの最低契約期間は1年間。課金方法は、スナップショット利用、ファイルシステムのバックアップ、アプリケーションのオンラインバックアップ、仮想環境のバックアップ、アーカイブ利用など、それぞれ使用量に応じての課金となる。

 ネットワールドでは、信頼性の高いデータ管理サービスはサービス事業者にとって大きな差別化ポイントになるとして、Simpanaの月額課金ライセンスによりバックアップサービスの早期立ち上げを支援するとともに、Simpanaを自社環境で導入して蓄積した経験とノウハウを活かし、信頼性の高いサービスを支援していくとしている。

三柳 英樹