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マクニカネットワークス、検知されたマルウェアの初動判定を行う「クイックトリアージサービス」

 マクニカネットワークス株式会社は1日、標的型サイバー攻撃対策の製品ラインアップに、検知されたマルウェアの初動判定を実施する、独自の「クイックトリアージサービス」を追加すると発表した。サービス提供範囲を初動判定に限定することにより、従来のインシデントレスポンスサービスに比べて安価での提供を実現したとのことで、価格は年間120万円(税別、30検体まで)。提供は同日より開始する。

 「クイックトリアージサービス」は、疑わしいファイルや検知したマルウェアについて、緊急度を判定し、マルウェアの概略や解析結果を報告するサービス。ユーザー企業側で判定が難しいマルウェア、あるいはマルウェアと思われるファイルをマクニカネットワークに送付すると、同社がマルウェア解析ツールおよびインテリジェンスやセキュリティデータベースとの照合を行い、マルウェアの動作を調査・解析して、詳細調査の必要性を判断するために必要なレポートを一定時間内に提供する。また、攻撃者が特定できる場合は、自社を標的とした攻撃かどうか、どのような攻撃手法を用いるかなどの情報も提供するとした。

 これによりユーザー企業は、緊急度の高い対応を行うが必要があるかどうかを判断できるため、適切な初動対応が実施可能になるとのこと。

石井 一志