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クニエ、「SAP HANA Cloud Platform」の導入支援サービスを提供開始

 NTTデータグループの株式会社クニエと、SAPジャパン株式会社は28日、チャネルパートナー契約を締結し、インメモリ方式クラウドプラットフォーム「SAP HANA Cloud Platform」を活用した導入支援サービスを開始すると発表した。

 クニエでは、企業が市場の変化に逐次対応し、既存のIT資産を活かし拡張し続けることが可能な次世代のビジネスアプリケーション開発に向け、SAP HANA Cloud Platformを活用したPaaSアセスメント/導入/定着化コンサルティングサービスと、Industry4.0コンサルティングサービスを開始した。これにより、短期間でのアプリケーション設計・構築・展開を実現し、企業のビジネスインパクトの創出に貢献するとしている。

 PaaSアセスメント/導入/定着化コンサルティングサービスでは、SAP HANA Cloud Platformを活用したリアルタイム処理、ビックデータ解析が求められるビジネスアプリケーション構築に対して、企業の既存の環境や用途に合わせて、コストを抑えるためのアセスメントから導入支援、業務定着化コンサルティングサービスを提供する。

 Industry4.0コンサルティングサービスでは、SAP HANA Cloud Platformを用いて、IoTやM2Mによって得られるセンシングデータを活用した新しいモノづくりの形を実現し、インターネットを介して顧客が求める製品やサービスをより使いやすく便利に変える新しいビジネス変革の手段を提案する。

 サービスを導入することで、SAP HANA Cloud Platformのアプリケーションを利用したユーザーエクスペリエンスの創造や、「機械学習」「人工知能」など超高速・予測型データ活用を見据えた次世代IT基盤の構築、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドアプリケーション構築、モバイル、ビッグデータ、IoTなどに対応した革新的なビジネスアプリケーションの構築などのメリットがあるとしている。

 サービスは9月28日から提供を開始。2016年9月までに10社の企業に対してサービス提供を行うことを目標とする。

三柳 英樹