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サイボウズ、シスコ製品でコミュニケーション基盤を統合

 三井情報株式会社(以下、MKI)は15日、サイボウズ株式会社に対し、次世代コミュニケーション基盤を導入したと発表した。サイボウズでは、オフィスからカスタマーセンターまでの各コミュニケーションツールを連携させ、多様な働き方に対応した次世代コミュニケーション基盤を構築したという。

 サイボウズではこれまで、電話やチャットといったコミュニケーションツールについて、複数のメーカーの製品やツールを組み合わせて使用していたため、相互でうまく連携できておらず、オフィスの従業員の満足度や利用率が伸び悩んでいたという。また、各ツールをそれぞれ管理しなければならないなど、運用上の負荷が高いことも課題になっていたとのこと。

 そこで新しいコミュニケーション基盤では、在宅勤務や子育て世代に対応したリモートオフィス環境の整備や、モバイルとビデオを活用した社内チームワーク強化による、顧客および従業員の満足度向上を目標に整備が進められた。

 同社のコミュニケーション基盤の設計・構築を行ったMKIでは、オフィスとカスタマーセンターをシスコシステムズ(以下、シスコ)のソリューションで統合。これにより、将来的な要件変更や拡張も容易となったほか、サーバーをデータセンターに集約することで、運用の柔軟性を確保した。

 また、各コミュニケーションツールが連携し、あらゆるデバイスやOSから、電話・チャット・Web会議・ビデオ会議・ボイスメールが利用可能になったことにより、さまざまなワークスタイルや業務に対応できるコミュニケーション環境を実現。多様性を生かした社内チームワークづくりが促進されたとのこと。

 なおサイボウズでは、東京オフィスだけでなく、11月に移転予定の大阪オフィスをはじめ、国内外の各拠点オフィスにおいても、同様の環境整備を進めていく予定としている。

石井 一志