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アシスト、PaaS「Oracle Cloud Platform」と各種支援サービスを提供

 株式会社アシストは10日、日本オラクル株式会社のPaaS「Oracle Cloud Platform」を構成する「Oracle Database Cloud Service」と「Oracle JavaCloud Service」、およびアシスト独自の「Oracle Cloud Platform」向け各種支援サービスを提供開始すると発表した。

 日本オラクルが提供するPaaSのOracle Cloud Platformは、オンプレミスと同じアーキテクチャや製品をクラウドサービスとして提供する点が特徴。そのため、これまでオンプレミス上にユーザーが構築してきたアプリケーションを、クラウド上でもそのまま使うことができる。特に、Oracle DatabaseとOracle WebLogic ServerのクラウドサービスであるOracle Database Cloud ServiceとOracle Java Cloud Serviceを効果的に利用すると、企業システムに必要不可欠なデータベース基盤およびアプリケーション実行基盤を迅速に構築可能。また、コスト削減、さまざまな最新機能の活用なども実現するという。

 アシストでは今回、このOracle Cloud Platformの導入・活用を支援するため、各種支援サービスを用意した。

 1つ目の「かんたんスタートサービス」は、Oracle Cloud Platformを初めて利用するユーザー向けのサービスで、Oracle Cloud Platformの初期設定をすべてアシストが代行するだけでなく、顧客の要件にあわせてクラウド環境を構築し、引き渡す。また、ハンズオン形式でOracle Cloud Platformの全体像やOracle Database Cloud Serviceの管理について学ぶ基礎教育、Oracle Cloud Platform活用のユースケースの紹介もあわせて提供するとのこと。参考価格は65万円(税別)から。

 2つ目の「DODAI技術支援サービス」は、Oracle Cloud Platformの環境構築中、および環境構築後に利用可能なサービス。アシストでは、25年以上培ってきたデータベース基盤の構築ノウハウを「DODAIフレームワーク」としてサービス化しているが、今回はこれらの技術支援サービスをOracle Cloud Platform向けに拡充した。オンプレミスからOracle Cloud Platformへの移行や、Oracle Cloud Platform上での安定稼働を支える「DB診断サービス」など、多様な支援メニューを用意するという。参考価格は35万円(税別)から。

 このほか、Oracle Cloud Platform利用における各種問い合わせに対しても、アシストが培ってきたナレッジを生かしたサポートを提供するため、運用支援などのサポートサービス拡充に向け準備を進めているとのこと。

石井 一志