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想定問答作成や当日の運営を支援、株主総会運営支援システム「KaBridge」最新版を販売開始

 NECソリューションイノベータ株式会社は7日、株主総会運営支援システム「KaBridge(カブリッジ)」の最新版の販売を開始すると発表した。

 「KaBridge」は、株主総会で使用する報告資料や想定問答の作成などの事前準備や、総会当日の運営を支援する機能を備えたシステム。2007年の販売開始以来、50セットの導入実績がある。

 今回の最新版では、株主総会当日の運営を支援する機能を強化。複数の想定問答や情報を一つの画面で一括管理できるようにし、当日の質問に対して想定問答の検索担当が選定した複数の回答を、事務局側の画面に最大4つまで表示できるようになった。これにより、事務局は最適な回答を短時間で判断し、議長側へ迅速に配信できる。また、議長側にタッチペンなどを使って手書きの指示を配信できる機能や、議長側から事務局への指示を簡単に行えるシナリオ指示ボタンの追加などを行った。

想定問答選択画面

 機器構成もシンプル化し、PC間のデータ配信をLAN信号でも対応可能にした。すべてのPCをネットワーク化することで、従来、PC間を接続していた配線やRGB分配器、切り替えスイッチなどを減らすことが可能となった。

会場設営イメージ

 セキュリティ面では、ハイパーギアの「HGPscanServPlus」と連携し、想定問答を配布制限PDFファイルとして保存することが可能になった。これにより、高い秘匿性が求められる情報が多く含まれる想定問答の漏えいを防ぐことができる。

 システムの価格は、SIを含めた個別見積もり。NECソリューションイノベータでは、今後3年間で100セットの販売を目指す。

三柳 英樹