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Synology、最大180ドライブ/1PBまで拡張可能なストレージサーバー「RC18015xs+」「RXD1215sas」

 Synologyは12日、ストレージコントローラー「RC18015xs+」およびディスクアレイ「RXD1215sas」を発表した。市場想定価格(税込)はいずれも70万円前後。出荷は6月中旬予定。

RC18015xs+
RXD1215sas

 2台のRS18015xs+と、1台以上のRXD1215sasを組み合わせて使用する製品。最大15台のRXD1215sasの接続が可能で、最大180ドライブ/1PB以上のストレージを構築できる。

 RS18015xs+は、CPUにIntel Xeon E3-1230 v2(3.3GHz、クアッドコア)、メモリ8GB、GbE×4ポートと10GbEカード挿入用のPCIe x8スロットを搭載。RXD1215sasは12台のHDDを搭載できる。

 1台のRS18015xs+が故障した場合でも、もう1台が自動的にサービスを引き継ぐHigh-availabilityクラスタ設計。SASモジュール、SAS接続ケーブル、電源ユニットなど、冗長性を高めるハードウェアメカニズムを搭載し、1つの障害でシステム全体が停止することを回避する。

 システムリソースを占有せずに、自動的に5分ごとにデータのコピーをキャプチャする「スナップショットテクノロジー」を搭載。保存設定を毎時、毎日、毎週などとカスタマイズすることで、最大256個のリカバリーポイントを保存できる。

 Btrfsファイルシステムを導入し、ユーザーアカウントに加え、共有フォルダーの割り当て容量の調整、内蔵データ整合性チェックなどの機能を搭載。性能面では2270MB/秒以上のスループット、35万5400IOPSを実現する。

三柳 英樹