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レノボ、“低価格でも高機能”という中小規模基盤向けストレージ

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は9日、中小規模基盤向けストレージ新製品「Lenovo Storage S2200」「Lenovo Storage S3200」を発表した。シンプルでありながら高速、高機能、高可用性を実現し、既存のSANに容易に統合することが可能という。価格は98万円(税別)から。

 S2200/S3200ともに2Uラックマウント型の自社ブランド製品。S2200は最大96ドライブ、S3200は最大192ドライブを搭載可能。6Gbps SAS、1/10Gbps iSCSI、8Gbps FibreChannelのホストインターフェイスを備え、S3200はFCとiSCSIを同時に使用するマルチプロトコル接続に対応する。

 ストレージ階層化技術「Intelligent Real-Time Tiering」を備え、HDDとSDDを組み合わせたハイブリッド構成と同技術を組み合わせることで、低コストに最大12万IOPSのパフォーマンスを実現できるという。

 GUI「Lenovo SAN Manager」から、ストレージ階層化、シン・プロビジョニング、迅速なRAID再構築、スナップショットなどの機能が設定できる。冗長電源、ホットスワップ可能なファンとドライブ、99.999%を想定した可用性、マルチパスのサポートなども提供。

 価格は98万円(税別)。「エントリーレベルの価格帯でありながら、エンタープライズ級のSANストレージに匹敵する」(同社)中小規模基盤向けの製品として、DMPやデータ分析、ビデオ・ストリーミングなどの多様なワークロードに訴求する。

川島 弘之