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CAが「メインフレーム・アカデミー」を開講、技術者の人材不足解消図る

 CA Technologies(以下、CA)は21日、メインフレーム技術者の育成を支援するトレーニングプログラム「メインフレーム・アカデミー」を、7月から開講すると発表した。これを利用すると、メインフレーム環境を管理するためのコアプログラミングスキルを習得できるという。

 CAでは、新しいメインフレームの運用方法と、新しい世代のメインフレーム技術者育成に向けたソリューション開発に対し、継続して投資を行ってきた。その中で、メインフレーム技術者の効率的な世代交代の実現において、次世代のメインフレーム技術者の育成が重要な課題になっているという。

 そこで、チェコのプラハに開発拠点を設け、数百人の若手エンジニアを短期間でメインフレーム環境の製品開発者に育成するプログラムを実施しているが、メインフレーム初級教育用に開発し、北米の顧客からの要望で外販を始めたのが、今回提供する「メインフレーム・アカデミー」である。

 8日間の「コア1」コースと5日間の「コア2」コースからなる、IT初心者や新入社員向けのメインフレーム教育プログラムとなっており、実業務に即した、プロジェクトベースでトレーニングが進行される。受講者は、z/OSの基礎、TSOの操作、JCLREXXの演習から、SDSFによるJOBの確認、JES、システム・パラメーターの内容把握までを学習可能。これによって、基本的なメインフレームの操作が単独で行えるようになるとした。

 日本では、CAとコンピューターサイエンス株式会社(CSC)により日本向けにアレンジされたものが提供され、第1回として、「コア1」が7月2日より13日まで実施される。

 1人あたりの価格は、「コア1」が65万1000円。「コア2」が44万5000円、「コア1+コア2」が99万2000円。

石井 一志