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富士通、Xeon E5搭載のラック型PCワークステーション「CELSIUS C740」

ワークステーション端末のデータセンター集約にも対応

 富士通株式会社は18日、企業向けPCワークステーション「FUJITSU Workstation CELSIUS」において、最新のXeonプロセッサを搭載した1Uラック型「CELSIUS C740」を発表した。7月上旬の提供開始を予定している。

CELSIUS C740

 「CELSIUS C740」は、Xeon E5 v3プロセッサを搭載可能なラック型ワークステーション。最新グラフィックスカード「NVIDIA Quadro K5200/K4200/K2200/K620/K420」を搭載でき、CADやCAE、解析シミュレーションなどのアプリケーションも高速で処理可能という。

 また、カスタマイズで搭載可能なRemoteAccessカードを利用すると、「CELSIUS C740」の画像データをハード的に圧縮し、クライアント端末へ高速に転送する、といった使い方にも対応。ゼロクライアント端末「FUJITSU Thin Client FUTRO L420」などを利用すれば、遠隔地にあっても、あたかも自分専用のPCワークステーションをそばに置いているように使えるとした。

 これにより、利用者ごとに1台ずつ配置されているワークステーションを1カ所に物理的に集約し、クライアント端末からネットワーク経由で接続するデスクトップ環境を構築することも可能。全体の稼働効率を上げながら、セキュリティの強化およびメンテナンス工数の削減を実現するとしている。

 さらに、「C740リモートマネジメントコントローラ」にも対応し、ネットワーク経由での遠隔操作を行えるほか、24時間連続稼働に対応するなど、サーバールーム設置に必要な機能を備えているとのこと。

 価格は35万5000円(税別)から。

石井 一志