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石油卸業界の商習慣に対応、FJMの販売管理クラウド「AZCLOUD SaaS EnergySuite」

 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)と株式会社富士通システムズ・イーストは14日、業種向けクラウドサービス「AZCLOUD SaaS」において、石油卸業界の商習慣に対応したクラウドサービス「AZCLOUD SaaS EnergySuite」を、主に中堅・中小企業に向けて提供すると発表した。提供開始は6月1日の予定。

 「AZCLOUD SaaS EnergySuite」は、富士通システムズ・イーストが石油卸業の企業に提供してきた販売管理テンプレート「FUJITSU 製造業ソリューション WebSERVE smart 石油卸」(以下、WebSERVE smart 石油卸)を、クラウドサービスとして提供するもの。「受発注・配送業務でのオーダー管理」「荷姿・数量の取り扱い」「単価遡及処理」「軽油引取税申告用データ抽出」などの機能により、石油卸業特有の特有の商習慣に標準対応しているほか、仕組みが複雑な石油類の商品管理機能を応用し、石油以外の卸業にも対応できることから、多角化した事業経営にも適用可能という。

 またクラウドサービスのため、法制度改正への対応や機能強化などが即時提供される点も強み。オンプレミス型のシステム導入で起こるシステムの維持管理や、ハードウェア・OSの老朽化に伴うシステム更新などの負担を軽減することで、石油卸業の経営をトータルにサポートするとした。

 FJMでは、3年間で80社への提供を目標にしている。

石井 一志