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富士通、データセンター構想・計画・設計・構築・運用を支援するサービス

 富士通株式会社は9日、顧客のデータセンターの構想・計画・設計・構築・運用の各フェーズを支援する「FUJITSU Managed Infrastructure Service データセンターマネジメントサービス」の販売を開始した。

 富士通がデータセンター事業で培ったノウハウを生かし、顧客データセンターの新規立ち上げや、すでに顧客が保有するデータセンターを「ファシリティインフラ」「ファシリティ運用」「ICT運用」の観点で支援するもの。

 ICTシステムと建築に精通した富士通一級建築事務所と、富士通のデータセンター企画・運用部門それぞれのノウハウを体系化し、データセンターのライフサイクルに沿ったサービスを提供するという。

 サービスメニューは大きく4つ。

サービスメニュー

 (1)データセンター構想立案支援では、データセンターにおけるICTとファシリティの最新動向や投資改修計画策定などを支援。

 (2)ICT運用の改善と立ち上げ支援では、ICT運用の改善機器の運用プロセスや体制などを計画から構築まで支援。リモートでのICT運用も行う。

 (3)ファシリティ運用の改善と立ち上げ支援では、データセンターのファシリティ運用において管理すべき項目を洗い出し、電源・空調・セキュリティなどの運用設計を支援。ファシリティ運用代行にも対応する。

 (4)ファシリティインフラの改善と立ち上げ支援では、データセンターの立地調査や要件整理、設計・施工・施工監修、定期診断を支援。ファシリティの消費電力を削減し、柔軟なICTシステムの拡張、さらには予算に応じた段階的なファシリティ最適化を行う。

 価格は個別見積もり。2019年度末までに50億円の売り上げをめざす。

川島 弘之