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宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、海外からの遠隔教育に「V-CUBE」採用

文科省「スーパーグローバルハイスクール」指定校

 株式会社ブイキューブは7日、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校の遠隔教育の仕組みとして、Web会議サービス「V-CUBE」が導入されたと発表した

 同校は、文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール」に指定されている。グローバルリーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力などの国際的素養を身につけ、将来国際的に活躍できる人材育成を目的としたもの。国際化を進める国内外の大学・企業・国際機関と連携し、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに横断的・総合的・探求的な学習を実施。学習活動においては、課題研究のテーマに関する国内外のフィールドワークを実施するという。

 同校では中山間地域から国際社会で活躍できる「野性味あふれるグローバル・リーダー」の育成をめざしており、中高6年間のカリキュラムの中で、国内外で活躍する各分野の有識者に講師となってもらうため、教材や発表資料を使い、質疑・討論を交えて生徒たちに授業ができる仕組みを模索。

 外部の有識者も簡単に利用でき、講義・質疑・討論などに必要な機能が充実している点を評価し、V-CUBEの導入を決めた。Webブラウザを利用する会議ツールなため、授業を行うためにサービスのインストールを行う必要がなく、事前準備の負担がまったくないことも導入の1つの決め手になったという。

 V-CUBEの活用により、これまで定期的な来校が難しかった外部講師からの継続した授業も容易となり、学外と連携した教育カリキュラムの積極的な考案につながっているという。

川島 弘之